イタリア各地をまわりながら、少しずつ集まってきた削り器。
ハンドルを回して削るものや、
塊を持ちながらすりおろして受け皿にためるもの、
スライサーや、ふわふわに削れるもの・・・…
これらの道具が豊富なのは、いかにも食の国だと感じます。
9世紀にわたって同じ場所、同じ製法、
同じ材料で作られ続けてきたパルミジャーノ・レッジャーノ。
厳しい審査を経たものだけがパルミジャーノレッジャーノと名乗れる制度。
本物を保護していく食文化の素晴らしさ。
加えて、私が産地で見聞きしたこと、工房を訪ねたり、
マンマから教わった使い方、料理法、
受け継がれてきたストーリーなど、
伝えたいことが山のようにありました。
毎月のようにレッスンで使っている
パルミジャーノレッジャーノですが、
今回ほど時間をかけてレクチャーしたのは初めて。
説明の後、質疑応答で、一時間を費やす日もあったほど、
生徒さん達の興味津々な様子は、驚くとともに嬉しかったです♡
とても勉強になった、すごく面白かった、感動した、
これからもっとパルミジャーノを食べようと思った等の
ご感想を沢山いただきました。
ありがとうございました。
パルミジャーノレジャーノに限らず、
奥が深くて広いイタリアの分厚い食文化。
探究に一生をかけても足りないかもしれませんが、
知識だけにとどまらず、現地で自分の目で見て確かめてきたこと、
体験したことを、これからもレシピに乗せて、
紹介していきたいと思った10月のレッスンでした♪